映画日記
2008年〜
  2008年 テレビで見た映画の感想日記
  2008年5月17日(土)     「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」
トム・ハンクス主演の映画、
「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」を見てきた。
先週「最高の人生の見つけ方」を見てきた
ばかりなのだが、トム・ハンクスの映画は
面白いからと云う主人の希望で、
続けての映画鑑賞となった。(笑)
主人公チャーリー・ウィルソンとは、
実在するテキサス州選出の下院議員。
1980年代の米ソ冷戦期に、アフガニスタンから
ソ連を撤退させるきっかけを作った男だ。
ひとりの国会議員がいかにして世界を変えたのか・・・
このチャーリーという男はユニークで破天荒。
酒好き、女好き、そしてドラッグまでという
お気楽議員なのだ。
ところが内に秘めているのは、誰よりも平和を望む
優しさと揺るぎない愛国心。
そして悲劇を見過ごせない正義感。
 ある日、ソ連に攻められ苦境に立たされるアフガニスタンのニュースを
 目にしたチャーリーは即行動。 アメリカ政府から、元々の資金援助予算$5ミリオンから、
 予算$300ミリオンまで引き上げ、引き出す事に成功する。
 資金・訓練・軍事専門家を投入し、CIAにアフガニスタン兵の養成・訓練を実行させた結果、
 アフガン戦争からソ連を撤退させ、ソヴィエト連邦をこう着状態に追い込むことに見事成功。
 彼らの行った作戦を通してソ連をアフガニスタンから撃退させ、世界を変える事となった。

 この映画はコメディタッチで、描かれているのだが、内容が重いせいか、笑っている人は
 ほとんどいない感じで、本当にあった話しとは思えないと云う感想だ。
 私が期待していた映画ではなかったが、米ソ冷戦時代を知る勉強にはなったかな?(笑) 

  2008年5月11日      「最高の人生の見つけ方」
きのう、3ヶ月振りに映画を見にいった。
   「最高の人生の見つけ方」
家族思いで勤勉実直な自動車整備工・カーターと、
独身で大金持ちの傲慢な実業家・エドワード。
出会うはずのない2人は、偶然同じ病室になり、
末期がんのため余命6か月と宣告される。 そんな2人が
人生でやり残したことを書き出した。それは「棺桶リスト」

カーター(モーガン・フリーマン)のやりたい事は
  ・涙が出るほど笑う
  ・赤の他人に親切にする
  ・荘厳な景色を見る
エドワード(ジャック・ニコルソン)のやりたい事は
  ・世界一の美女にキスする
  ・スカイダイビングをする
  ・マスタングを乗りまわす
  ・ライオン狩りをする
 家族のために自分の夢を犠牲にして働いてきた真面目なカーターと、
 お金だけは腐るほどあるものの見舞客は秘書だけという自分勝手な性格のエドワード。
 互いに自由な時間を持てなかったことに気付いた二人は、
 残された時間を自分達がやりたいと思っていたことを全て叶えようと意気投合。
 こうして赤の他人だった二人は、医師の命令も家族の反対も押し切って病院を抜け出す。
 最高の人生だったと、心の底から微笑むために、生涯最後の冒険の旅に出る。
 余命6ヶ月の患者とは思えない程、元気で楽しそうに旅をする2人。
 こんな夢のような話しはあるわけないと思いながらも、70歳を過ぎた2人の俳優は
 役柄にぴったり はまっていて、まるで自分自身を演じているように思える程。。。
 涙あり、笑いありで、すべてを見終わった後、優しい気持ちが残る後味のいい映画だった。
 主人も「さすがアカデミー賞受賞俳優だな〜、2人の演技は素晴らしい」と満足げだった。 
 結婚は数回したけれども、全て失敗したエドワード。
 3番目の妻の間に生まれた、ひとりの娘と 独善的な自分勝手な行動から
 もう会いたくないと言われ、それ以来 1度も会っていない。
 結婚した娘が夫から暴力を振るわれていると知ったエドワードは その筋の人を
 使い、殺しはしないが、暴力で脅し、2人を無理やり、別れさせたのだ。
 その娘との和解させようとカーターが取り組む。つまり「赤の他人に親切にする」
 そして、思い切って会いに行くと わだかまりもなくなり、うちとける事が出来た。
 女のこの孫とキスをする。つまり「世界一の美女にキスする」
 このシーンが1番気になっていたのに、短くあっさりと流れた。
 もう少し、親子のわだかまりが消える感動の再会のシーンを 見てみたい気がした。 

  2008年2月7日 「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
ジョニー・ディップ主演の映画
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」を観てきた。
19世紀のロンドン。理髪師の美しい妻に横恋慕した悪徳判事は
理髪師を無実の罪で捕らえ、監獄に入れてしまう。
15年後、戻ってきた彼は妻と娘を奪われた憎しみから復讐を誓う。
おどろおどろしい映画で、ネット上の評価も両極端だった。
覚悟して見ていたせいか、最後まで復讐サスペンスとして楽しめた。
主人が見に行こうと言いだした映画なのに「ちょっとね〜」と
あまりにも、凄惨な場面が多かったと 気に入らない様子だった。
ブロードウエーミュージカルとして上演された舞台の映画版。
半分以上が歌だが、重苦しいリズムと詩で、一緒に手拍子を
打ちたくなる様な雰囲気の映画ではない。
悲惨な復讐を企てるという怖い映画なのだが、何故か喜劇の部分も
 ある。 ジョニー・デップの不思議な演技で、画面から目が放せない。
 「チョコレート工場」でも「パイレーツ・カブリアン」でも化粧して出ている。
 今回も、目の回りを茶色のアイシャドーで濃く塗って わざと怖い顔にしている。
 この映画で2008年度アカデミー賞、主演男優賞にノミネートされたジョニー・デップ。
 日本でも大人気の俳優さんだ。 受賞出来ますように。。。(笑)
   あらすじ (作品資料より)
 悪魔の理髪店へようこそ!・・・切れすぎるカミソリと、
 大量の血しぶきと、香ばしいパイの匂いを携えて。
 さて、スウィーニーのカミソリの餌食にならないのは、誰?

 19世紀のロンドン。フリート街で理髪店を営んでいた
 ベンジャミン・バーカーの幸せの日々は、ある日突然打ち砕かれた。
 彼を妬む悪徳判事ターピンによって、無実の罪を着せられ、監獄へと
 送られたバーカーは、15年後、“スウィーニー・トッド”と名前を変えて、
 フリート街へと戻ってくる。
 しかし、大家のミセス・ラベットから聞かされたのは、耳を覆いたくなるような妻と
 娘の悲惨な運命。フリート街に再び開いた理髪店で、商売道具のカミソリを手に、
 スウィーニー・トッドの復讐が始まった。
 そんな彼の共犯者となるのは、ロンドンで一番まずいパイ屋を営む大家のミセス・ラベット。
 死体の処理に困ったスウィーニーに、彼女が持ちかけたアイディアは、死体も
 消えてなくなるし パイ屋も繁盛するという一石二鳥の妙案だった・・・。
 が、突然おいしくなったミセス・ラベットの特製ミートパイは、
 ロンドン中で評判を呼び、次から次へと飛ぶように売れていく!
 思わず目を背けたくなるほど猟奇的でグロテスクな物語。でもそこにあるのはピュアな愛。

 愛する家族を奪われたために、復讐に取り憑かれたスウィーニー・トッド。
 そして、復讐以外は眼中にないスウィーニーに叶わぬ想いを寄せながら、
 パイで稼いだお金で二人の幸せな生活を築きたいと夢見るミセス・ラベット。
 そんなミセス・ラベットのたったひとつの隠し事。
 それが、二転三転する復讐劇を、思いも寄らぬ結末へと展開していく・・・・・。

   ネタバレ
 娘は判事タービンと結婚されそうになり、逃げようとしていた所を見つかり、
 牢獄に閉じ込められる。
 娘に恋した船乗りが 命がけで助けだし、父親の理髪店に連れて行ったが、
 トッドは地下室の窯のある部屋で 行方不明になったライバルの弟子の子供を捜していた。
 人の気配で、大きなトランクに隠れた娘。トッドがやってきた。
 物乞いのおばあさんと判事を殺す様子をトランクの中で聞いている。
 娘が見つかり、娘とも知らず、殺されそうになるが、階下で大きな悲鳴が聞こえたため
 慌てて下に降りるトッド。

 妻が毒を飲んで死んだと聞かされていたが、精神を病んで、今は物乞いをして生きていた。
 あんなに会いたかった妻を殺してしまったと嘆き苦しむトッド。
 嘘をつかれていたと知ったトッドは、復讐の協力者だったミセス・ラベットを
 窯に投げ込み、焼き殺してしまう。

 最後、逃げ回っていたライバルの弟子の子供が 地下道から現われて、トッドをカミソリで
 殺してしまう。
 








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